「安保法案 東京大学人緊急抗議集会・アピール」実行委員会

東京大学を卒業された国会議員のみなさまへ

「安保法案 東京大学人緊急抗議集会・アピール」へのご賛同のお願い

   私たち委員会は、多くの学者や市民から反対の声があがっているにも関わらず今国会で強行採決されようとしている安全保障関連法案に対し、民主主義の名の下にこの法案の今国会での成立を阻止するという決意から、小森陽一東大教授、市野川容孝東大教授及び学生たちを呼びかけ人として発足しました。

 私たちは、東京大学職員組合等の組織に共催していただき、「安全保障関連法案の今国会での成立に反対します」というアピールで、東京大学の学生・院生・教職員・OB・OG、その他関係者の方々にご賛同を呼びかけ、7月10日に集会を開催いたしました。 アピールには702人の東大関係者の方々からご賛同をいただき(7月31日09:00現在)、集会には300人が参加し、たいへん盛況なものとなりました。

 多くの方々からご協力をいただき、この度の集会を無事開催することができましたが、7月16日に安全保障関連法案が衆議院で強行採決されてしまい、私たち市民の多くはこの問題をめぐる動向を芳しくないものと感じています。私たち委員会は参議院での強行採決を阻止するための反対運動を続けていこうと考えております。具体的には、9月に再び同様の趣旨で集会を開催することを計画しております。

この法案の強行採決を阻止するために、下記3点についてご検討いただきたく思います。

1.「安保法案 東京大学人緊急抗議集会・アピール」へのご賛同・メッセージのご寄稿
 ご賛同される際は、本ホームページのwebフォームからご記入していただくか、FAXさせていただいたアピール賛同用紙にご記入していただき、FAXで送信していただきたく思います。メッセージは随時Web上で公表いたします。なお、ツイッター等でご賛同の旨を公表していただけましたら幸いです。

2.安全保障関連法案の強行採決に対する反対意見のご表明
 各種メディア等を通じて、反対する理由や法案の内容及び採決の手続きに関する問題点などを広く市民にご表明していただきたく思います。

3.今国会での否決に向けた活動の強化
 この法案の内容や採決の手続きの問題点について国会でさらに審議していただき、強行採決を阻止するためにご尽力していただきたく思います。

 国民の理解を得られていない法案の内容そのものに反対、短い審議時間での強行採決に反対など、この法案については様々な意見があります。そしてこのことは、政治家の方々にも当てはまるはずです。党としての意見はひとつかもしれませんが、一政治家としての信条は皆一様ではないはずです。
 法案の強行採決に反対の方々には、その誇りと信条にかけて、ぜひ政権の横暴に苦言を呈していただきたいです。貴殿の発言によって多くの国民が勇気づけられることを確信いたします。
 そして、それでも今国会で採決するという方々は、この法案の結果生じる犠牲から目を逸らさずに、心に留めてください。自分たちの国は自分たちで守ると言っても、実際に戦場で命を散らすのは自衛官であり、外国の戦闘員であり、そして戦闘が行われる地域の民間人です。貴殿方政治家でもなければ、私達一般市民でもありません。この法案を通してしまった我々には、法案に対する、そして法案による全ての犠牲に対する責任があります。法案を採決した貴殿も、法案を阻止できなかった私も、戦場で精神をすり減らし、命を散らしていく彼らを直視し、心に重く受け止めなければなりません。
 委員会に届けられたメッセージが本ウェブサイトに掲載されています。これが国民の声です。お忙しいこととは思いますが、このメッセージ一つ一つをぜひ読んでいただき、国会審議に望んでいただきたく思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。貴殿の政治家としてのご活躍をお祈り申し上げます。

安保法案 東京大学人緊急抗議集会・アピール実行委員会

「安保法案 東京大学人緊急抗議集会・アピール」実行委員会

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