9/16安保法案強行採決阻止 東京大学人緊急抗議集会への取材のお願い
来る9月16日の水曜日に、本学OBの元最高裁判事も招いて東京大学内で行う「緊急集会」への取材をお願いさせていただきたく、お知らせ申し上げます。
私たち委員会は、多くの学者や市民から反対の声があがっているにも関わらず、今国会で強行採決されようとしている安全保障関連法案に対し、民主主義と立憲主義の名の下にこれを廃案にするという決意から、小森陽一東大教授、市野川容孝東大教授および学生たちを呼びかけ人として6月末日に発足しました。
私たちは、7月10日、9月8日と二度に渡って学内緊急集会(シンポジウム)を行ない、それぞれ会場収容人数を超える300人、350人が集いました。集会には、広渡清吾元副学長、石川健治法学部教授、伊藤真弁護士、佐藤学教授(安保法案に反対する学者の会発起人)など、多くの先生方が登壇されて、専門的見識に立った問題提起をされました。SEALDsの学生からの応援スピーチもありました。その様子は、NHK、共同通信、時事通信、毎日新聞、東京新聞、しんぶん赤旗、東大新聞などのメディアにも報道していただきました。
私たちはまた、「東大人」(学生、院生、教員、職員、元教員、卒業生)に「今国会での成立に反対」の一点でのアピールを呼びかけ、映画監督、脳科学者、元最高裁判事、政治家などを含む900人超の「東大人」から賛同とメッセージを寄せていただき、東大卒の国会議員に届けてきました。(現在までの賛同者・メッセージ・当会発足の趣意などは、当会HPに掲載しております。)
しかし政府は、専門家の見識にも国民多数の世論にも耳を貸さずに、法案の強行採決をはかろうとしています。そこで私たちは、強行採決に反対する意志を示すために、緊急集会を開催することにしました。
集会の計画の概要は、下記の通りです。
記
日時:9月16日(水)18時45分〜19時45分(終了後、有志で国会前抗議へ貸し切りバスで参加)
会場:東京大学駒場キャンパス5号館525教室(300人規模教室)
主催:「安保法案 東京大学人緊急抗議集会・アピール」実行委員会
内容:
・島薗進名誉教授(宗教学)、西崎文子教授(日米関係史)からの講演と質疑
・濱田邦夫弁護士(元最高裁判事・本学OB)からの講演と質疑
・学生・教員のスピーチ
・簡単なアピールの採択
以上
この集会を一つの契機とし、最後まで、これまで先人たちが積み上げてきた知識と論理と法理の蓄積に立って、日本政府の決定的な過ちを阻止するために力を尽くしたいと考えております。
なお取材に際しまして、大変恐縮ではありますが、下記の2点にご留意ください。
1. 東京大学教養学部の下記URLの規定に従い、広報室に取材許可を得てください。
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/contact/
2. 集会参加者の顔写真や個人名を記事に掲載する際には、本人の許可を得てください。
私たちは、この集会を支えてくださるみなさまへの感謝の気持ちと、東京大学人の一人としての誇りを胸に、民主主義と立憲主義を守り広げるために力を尽くす所存です。
どうぞ集会・アピールの取材・報道をよろしくお願いいたします。
安保法案 東京大学人緊急抗議集会・アピール実行委員会